stray sheep
straysheep ここまでのあらすじ
私立藤ノ宮学園に通う安倍カイリは学園のアイドル辻本に憧れるごく普通の女子高生だ。
そんな彼女に付きまとうのは外見女の子のお馬鹿な同級生、音羽テッタ。毎日毎日繰り返されるテッタの猛烈アタックにほだされつつも、カイリは親友のマドカやアキナと楽しい学園生活を送っていた。
そんなある日、テッタを女の子と勘違いした辻本がテッタに告白!
勘違いに気づいた辻本にぼこぼこにされたテッタを心配したカイリは自分の気持ちがただの【憧れ】に過ぎないことに気がついた。
その後、ピンチヒッターで入ったバイト先でストーカーに追われたカイリは、意外なほどに強いテッタに守られ、その男らしさにドキドキしてしまう。
もしかしたら私、テッタを好きなのかも・・・・・・・・・。
そう気づいた矢先、テッタは思いも拠らない行動に出た。
「伊達さんって言うんだ。きっと二人はお似合いのカップルになるよ」
いきなり紹介されたイギリス帰りの青年、伊達を笑顔で紹介するテッタ。
何言ってんの? さっき私のことスキだって言ったよね?
さっきだよ?
テッタの思わぬ行動で心に傷を負ったカイリはショックのあまりテッタを避けるようになる。こんなに苦しく思うのはなぜ?
カイリはテッタを信じようとするけれど精神的な恐怖で身動きがてれなくなっていた。
その日の夜、カイリは強烈な悪夢にうなされた。横転して炎上する車の中からこちらに向かって手を伸ばす人影。あまりのリアリティに叫びだしたカイリの耳に飛び込む、両親の衝撃的な隠し事。
私は記憶を封じられている――――?
隠された自分の過去。思い返せば幼少の記憶は曖昧だった。
その日からカイリは父の書斎を調べ、ついに見つけた黒いアルバム。その中に見知らぬ男女と共に映る自分の姿を見つけたカイリは、過去を探す日々を送ろうとしていた。
けれどそんなある日、親友のアキナの自殺という訃報が入ってきた。
自分の過去よりも、謎めいたアキナの遺言。
カイリは学園一の情報通である商業科の渡辺吉城の力を借り、不自然なほどに情報の少ないアキナのことを調べ始めるのだった。
「伊達には気をつけろ」
そんな言葉を残して吉城が去った後、教室に現われたのは能天気なテッタと、まさに渦中の相手、伊達の姿だった――――。
straysheep 第一章から第三章3話までのあらすじ
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